不妊に関する悩みはそれぞれ違います。当院では患者さま一人ひとりのお話をよくうかがった上で、それぞれの状態にあわせて最適な方法を選択する事を大切に考えています。流れ作業的な不妊治療は行いません。
不妊についてお悩みの際はぜひ一度ご相談下さい。
当院では以下の検査を行っております。
血液検査で血中のホルモン値を調べます。必要に応じて繰り返し検査を行う場合もあります。当院では院内でホルモン検査を行うため30分程度で結果を知ることができます。
子宮や卵巣の状態を画像で検査します。また子宮内膜の厚みや卵胞径を計測することで排卵の時期の推定に役立ちます。
細いカテーテルを子宮内に挿入・留置し、造影剤を注入しながらレントゲン検査を行います。子宮内腔の形状や卵管の疎通性(卵管が通っているかどうか)、卵管や卵巣周囲の癒着の有無などを調べます。
子宮専用のファイバースコープで子宮内の観察を行います。超音波検査では観察できないような子宮内の異常や、卵管入口部の状態を観察します。
精液量・精子濃度・精子の運動性を調べます。あらかじめ検査用容器をお渡しして、ご自宅で検体を採取していただきますので、ご主人の受診はしていただかなくても大丈夫です。
精子が子宮頸管粘液内に進入できているかを調べる検査です。排卵日に合わせて夫婦生活を持っていただき、翌朝にクリニックで子宮頸管粘液の状態を検査します。精子が子宮頸管内に正常に進入できない場合は人工授精の適応になります。
一般的に不妊症とは「妊娠を希望して夫婦生活を行っているにもかかわらず2年以上妊娠に至らない場合」と定義されています。しかしながら2年間何の医療的介入もなく経過を見るのは長すぎます。3か月~1年間で自然妊娠に至らない場合には一度ご相談いただく方が良いでしょう。年齢や基礎疾患の有無によってはなるべく早くから医療介入が必要な場合もあります。
おかかりの産婦人科で大丈夫です。
不妊症のうちの20~30%は男性側の要因であることがありますので、不妊治療の際には必ず精液検査が必要です。
排卵が順調に起き、妊娠しやすい身体とはすなわち健康な身体です。
ストレスを溜めず、バランスの良い食事と適度な運動を心掛け、規則正しく十分な睡眠をとるように心掛けましょう。ホルモンバランスを整え、規則正しい排卵を得ることが妊娠への近道となります。
子宮・卵巣の異常の有無・基礎体温のチェック・排卵の確認の為の検査・ホルモン検査・クラジミア検査・子宮卵管造影検査・ヒューナー検査・精液検査です。詳しくは『不妊検査について』欄をご参照ください。
一般に不妊治療はタイミング指導、人工授精などの「一般不妊治療」と体外受精を主とする「高度不妊治療」に分けられます。現在当院では人工授精までの一般不妊治療に対応しております。詳しくは『不妊治療について』欄をご参照ください。